兵庫県議会 県政報告 | 第375回定例会

豊かな農林水産業と環境を、
次の世代へひとつずつつなぐ。

兵庫県議会議員 大矢たくじの県政報告です。今回は農政環境常任委員会での調査・審議を中心に、農林水産業、森林、循環型社会、生物多様性など、食と自然を未来へつなぐための課題と取組をわかりやすくお伝えします。本ページは県政報告として発行しています。

農政環境常任委員会第371回〜第375回定例会令和7年度 活動報告
大矢たくじ県政報告
GREETING

ごあいさつ

兵庫県議会議員 大矢たくじ

日頃より県政に温かいご理解とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。

兵庫県議会の農政環境常任委員会では、食料の安定供給、農業・農村、森林・林業、水産業、地球温暖化対策、循環型社会、生物多様性など、豊かな自然と暮らしを次代につなぐテーマについて調査・審議を重ねています。

今回のページでは、令和7年度に行われた農政環境常任委員会の調査内容を中心に、県政報告をお届けします。県内各地域で伺った現場の声や、県外の先進事例も、今後の政策提言に生かしてまいります。

兵庫県議会議員 大矢たくじ

実 績

農政環境常任委員会 活動報告
11回の委員会開催(令和7年度以降)
4地域での管内調査を実施
6の継続調査事件に取り組む
COMMITTEE ACTIVITY

農政環境常任委員会の活動

令和7年度、6つの継続調査事件を柱に、所管部局からの説明聴取と質疑を重ねました。あわせて、県内4地域と青森県・岩手県で現地調査を実施しています。

所管事項

食と自然を守り、持続可能な地域づくりを調査

農林水産部と環境部の施策を所管し、農林水産業の担い手と生産基盤、森林の多面的機能、脱炭素・資源循環、生物多様性の保全について審議しています。

県内4地域に加え、青森県・岩手県で県外調査を実施しました。

11回閉会中委員会開催
4地域管内調査
県外管外調査
1テーマ特定テーマ調査研究
主な調査分野 01

食料の安定供給

気候変動、資材価格の高騰、担い手不足などに対応し、安全で良質な食料を安定して供給するための施策を調査しました。農林水産物の生産基盤、災害への備え、地産地消、食品の安全確保と流通体制を確認しました。生産者の経営を守りながら、県民の食卓と地域の食文化を持続可能な形で次代へつなぐことが重要です。

主な調査分野 02

農業・農村の振興

農地や水利施設を適切に維持し、地域農業を支える担い手と経営体を確保する取組を調査しました。スマート農業、省力化技術、集落営農、新規就農支援、鳥獣被害対策、農村の生活環境づくりを確認しました。生産性の向上だけでなく、農村に人が住み続け、共同活動を維持できる地域づくりが求められます。

主な調査分野 03

林業・森林の多面的機能

木材生産に加え、水源涵養、災害防止、二酸化炭素吸収、生物多様性など森林が持つ多面的機能を将来へ維持する施策を調査しました。間伐・主伐後の再造林、県産木材の利用、林道整備、林業人材の育成と安全確保を確認しました。「伐って、使って、植えて、育てる」資源循環型林業への転換が重要です。

主な調査分野 04

水産業・漁村の振興

水産資源の減少や海洋環境の変化、漁業者の高齢化を踏まえ、持続可能な漁業と漁村の振興を調査しました。資源管理、栽培漁業・養殖、漁港整備、担い手確保、加工・流通、県産水産物のブランド化を確認しました。豊かな海を守りながら、漁業所得の向上と地域の食文化の継承につなげる必要があります。

主な調査分野 05

地球温暖化対策・環境教育

温室効果ガスの削減と気候変動への適応を進めるため、再生可能エネルギー、省エネルギー、森林吸収源などの施策を調査しました。学校、地域、企業での環境学習や、県民が日常生活から参加できる取組を確認しました。行政・事業者・県民が目標を共有し、脱炭素型の暮らしと産業へ着実に移行することが求められます。

主な調査分野 06

循環型社会・廃棄物対策

廃棄物の発生抑制、再使用、再資源化を進め、限りある資源を有効に活用する循環型社会づくりを調査しました。一般・産業廃棄物の適正処理、不法投棄対策、プラスチックごみや食品ロスの削減を確認しました。市町や事業者と連携し、県民が分別・回収・再利用へ参加しやすい仕組みを整えることが重要です。

主な調査分野 07

生物多様性・自然環境

山、川、里地里山、瀬戸内海・日本海など兵庫の多様な自然環境と生態系を守る施策を調査しました。希少種の保全、外来生物対策、野生動物との共生、開発に伴う環境負荷の低減を確認しました。科学的な調査データと地域の知見を生かし、自然の恵みを暮らしや産業と調和させながら次世代へ引き継ぐ必要があります。

主な調査分野 08

ブランド化・担い手確保

県産農林水産物の品質や地域性を生かし、国内外で選ばれるブランドへ育てる取組を調査しました。生産技術、加工、販路開拓、情報発信に加え、新規就業者や若手経営者、女性など多様な担い手への支援を確認しました。生産者が適正な所得を確保し、意欲を持って経営を継続・発展できる環境づくりが求められます。

SPECIAL RESEARCH

特定テーマ調査研究

委員会の自主的な活動として、特に検討を要するテーマを選定し、有識者からの意見聴取や県内外の事例調査を行いました。

令和7年度テーマ

森林の多面的機能の持続的な発揮に向けた「改革」に関する調査

人工林の高齢化や再造林の停滞、担い手不足などの課題を踏まえ、森林の防災・環境・資源としての機能を守りながら、循環型林業へ転換する方策を調査しました。

人工林の高齢化約85%約18万9千haが10齢級を超過
令和6年度再造林32ha伐採後の確実な再造林が課題
地籍調査進捗24%全国平均47%を下回る状況

県内各地域と県外の先進事例を調査し、専門家や現場関係者からも意見を聴取しました。地域ごとの実情を踏まえ、関係主体が将来像を共有しながら施策を進めることが重要です。

1

幅広い世代が森林に関わる都市部を含む県民や企業が森林整備と木材利用に参加できる仕組みを広げます。

2

資源循環型林業への転換「伐って、使って、植えて、育てる」循環を確立し、再造林を着実に進めます。

3

林業人材の育成・確保森林大学校などを核に、現場の安全と生産性を支える担い手を育成します。

4

公益的機能を将来へ継承分収林事業終了後も適切な管理を続け、県民共有の森林ビジョンを示します。

*

原文はこちら令和7年度 常任委員会調査報告書 PDFを開く(兵庫県議会のページへ)

FIELD SURVEY

県内4地域をめぐる現地調査

県内4地域の農林水産の生産現場、森林、資源循環施設、研究機関などを訪問し、持続可能な生産と環境保全の取組を調査しました。

阪神東播・淡路但馬・丹波西播※模式図(実際の地図とは形状が異なります)
第1回:但馬・丹波地区(7月)

岩津ねぎ、農林水産技術総合センター、木質バイオマス施設、野生動物共生林などを訪問。

第2回:東播・淡路地区(9月)

東条川疏水、エコクリーンピアはりま、水産技術センター、池上農場などを訪問。

第3回:阪神地区(11月)

中上農園、AIファーム、都市農業支援センター、すまうら水産などを訪問。

第4回:西播地区(1月)

和牛マスター食肉センター、室津漁業協同組合、中播磨・西播磨県民局などを訪問。

NEWS

お知らせ

2026.06.11議会報告第375回定例会 常任委員会調査報告書が提出されました。
2025.06.17今後の予定最新の情報を含むチラシを掲載予定。
議員名大矢たくじ
掲載委員会農政環境常任委員会
選挙区神戸市垂水選挙区
事務所神戸市中央区下山手通5丁目10番1号